ご挨拶
- 設立趣意
- 設立趣意
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今回、NPO法人組織立ち上げに踏み切ったきっかけは、 個人の力では出来ないことの多さに行き当たる度に、組織の力の必要性を強く感じたからです。
NPOという社会的に信用のある組織を運営し活動することで、行政はもとより地元昭島市、近隣地域の企業、一般市民の信頼を得て、音楽と教育、福祉の分野そしてスポーツ競技会のセレモニー演奏とも提携し、世界の平和を願い、互いを思いやる豊かな生活の一助となれるような組織活動をしていきたいと考えたからです。
音楽は日常生活においても、常に身近にあり心を和ませてくれています。
音楽は人生の節目ふしめでとても大切な役割を果たしています。
人を幸せにする力があり、他人を思いやり、優しい心を育てるためには音楽の力を借りることは重要です。
その素晴らしさを知ってもらいたいと、音楽家は地道な努力を重ねてきていますが、音楽家同士のつながりは深いとは言えません。
個々の音楽家がそれぞれに活動していても、それは点としてあるだけです。
その点を線として繋ぎ、線と線を結ぶことで面を作る事が出来れば、そこに初めて音楽が土壌として生きて、根付くことができます。
幼少期には、音楽の持つリズム、メロディー、ハーモニーを身体で感じ、表現することを体験すると、想像力を養うことができます。
自分をコントロールする力を育て想像力を養うと、相手を思いやり、相手を自分と同じように大切にする心が育ちます。その機会を与えます。
青年期にはその心をより広く持ち、社会に関わっていく。そこに媒体としての音楽が、日本の伝統文化、芸能も含めて体験できる機会を提供します。
大人には、世代を超えた人々と一緒に音楽を楽しむ、例えば合唱団に所属して縦のつながりを持つことができる環境を提供します。
市民の中にはハンディキャップを持っている方、生の音楽を見聞きする機会の少ない方々にも、個別の対応ができる環境を作る事ができます。
また日本の伝統音楽と西洋音楽のコラボレーション等、様々なジャンルの専門家がこの組織の中に属することで、市民に提供できる内容が幅広く、そして深くなって行きます。
この組織に属する音楽の専門家、伝統文化、芸能の専門家同士も互いに交流することで、切磋琢磨する事ができ、より良い演奏、表現活動を市民に提供し続けることができます。
この組織を広げ、次の世代に繋いでいくためには、確固たる組織造りをして運営していくことがとても重要と考えられます。
そしてこの活動を次の世代に伝え、さらなる発展をさせることが、私たちの願いです。
理事長 石井 亨